たてのブログ

2015.02.19更新

昨日、膝のケガの時に紹介しました「オスグッド病」について
今回は書こうと思います。

◆「オスグッド病」 (オスグッド・シュレッダー病)
成長期の時期の膝のスポーツ障害です。
小学校高学年~高校生くらいまでに多く発症する膝下の痛みで、
膝のおさらの少し下の骨の部分(脛骨)が出っ張り押すと痛かったり、走ったり、ジャンプしたり、屈伸すると痛む骨軟骨炎のことです。
特にサッカーやバスケット、テニス、バレーなど足を酷使するスポーツをしている子供たちに多く見られます。



◆原因は・・・ 
1 激しいスポーツをし、疲労が回復する前に、
  さらに負担をかけてしまっている。
2 運動の前後にストレッチなどをきちんとしていない。
3 体が固い。
4 片方の足に負担がかかっている。
5 同じ動きを繰り返し行っている。

大きな原因の一つに、「使いすぎ」があげられます。
成長過程の体はとてもデリケートです。同じ動作を繰り返し行って、骨・腱・筋肉などに疲労がたまると起こりやすいです。

症状には個人差があって、歩くことが困難なくらいの痛みを訴える人もいれば、激しくジャンプした時や、運動後だけ痛む人もいます。安静にしていると痛みはありません。
基本的にオスグッド病は男子になりやすく、女子は比較的少ないといえます。小学生の女子がオスグッド病になった場合は、多少回復に時間が かかる傾向があります。

◆偏った体の使い方
膝の痛みは、膝だけが原因ではなく、体全体のバランスが崩れていて、膝に不自然な負担がかかるために起こります。

身体を左右対称に使えるのが理想的なのですが、生活習慣やクセ、そのスポーツの特性などから、左右を均等に使うのはとても難しいことです。自然と身体の重心が崩れ、それに伴い、身体も左右対称でなくなります。骨格が歪んでしまうのです。結果的に、偏ったからだの使い方をしてしまうことになります。

オスグッド病の子どもは、両方の足が同時に痛くなるのではなく、最初は片方の足が痛くなって、それをかばっていたら、今度は逆の足が痛くなった、というパターンがほとんどです。
運動するときの偏った体の使い方に起因するんです!

◆オスグッド病に罹る子供と罹らない子供の特徴◆


「正座がオススメ」!
 

武道(空手・剣道・柔道)などをする子にオスグット病になる子どもは少ないです。
武道は礼儀作法で正座をする習慣があるので、膝の周囲の筋肉や靭帯や軟部組織を常にストレッチを繰り返します。毎日の繰り返しで正座もある程度は長い時間できる子が多いです。

正座の出来ない子供は身体が「硬い」です。

正座が楽に出来る「からだ」は脊柱が正常なS字カーブを形成しています。正座は綺麗な姿勢を作る基礎的なストレッチなのです。
ぜひ、ご飯のときだけでも正座を取り入れることを始めてみては、いかがでしょうか?

お子様が膝を痛そうにしていたら、まずは たての接骨院までお越しください。
子供の時の小さな怪我が、後になって大きな怪我に繋がります。


そのほか日常生活でのケガなどでお悩みの方は、ぜひご相談ください。





 
 

投稿者: たての接骨院

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