足の甲の骨折
2015.03.17更新
先週、お買い物で足を捻ってしまい、転倒してしまった
という患者さんが来院。
症状が強いため、レントゲンを撮ったら、「足の甲」の骨折でした。
足の甲の部分(足の小指の根本)のところにはっきりと
線が入っています。
そのため、まずは整復動作(骨折部のズレを治す)を行い、キャスト材(固定材)を使い、足の裏用の固定具をつけ、包帯をまき
きちんと歩行ができるようにしました。
※足の裏用の固定具は、患者さんの足に合わせて作ります。
ひどい骨折ではなかったので、よかったです。
歩行も松葉杖ではなく、少しゆっくりの歩行ですが、普段通り歩けていました。
足は、この部分のさらに根本、足首に近い部分はよく骨折を起こす部分でもあるそうです。骨折しても歩けることも多く、足首を捻ったという形で受傷するので、捻挫と思われがちなことも。足首の捻挫とは腫れのある部分や痛みのある部分が違います。
この付近の骨折の中でも難治性と言われているのが
「ジョーンズ骨折」 一般的には、疲労骨折と考えられています。
サッカー、バスケ、ラグビーなど素早い動きを繰り返して行うスポーツをよく行う方に発生します。サッカーの小野選手が2004年にこのケガのためにW杯予選の出場断念、2011年には香川選手もこのケガで重傷をおおっていました。
疲労骨折は、一度の強い衝撃が骨に加わって骨折してしまう通常の骨折とは異なります。日々のトレーニングで骨に疲労が蓄積した結果として骨が脆くなってしまい、通常では骨が折れないような軽い捻挫や片脚で踏ん張るなどの動作の際に、骨が折れてしまいます。骨が脆くなっていく過程で、痛みを感じる(前兆)方もいれば、特に痛みは感じず完全に骨折してしまってから疲労骨折に気付く方もいます。
難治性と言われる、その最大の理由は、一度骨が治っても、スポーツ活動を再開するともう一度骨折してしまう事が多い(再発)からです。特に若い人に、この骨折は生じやすいです。
上記のスポーツをしている方で、足の外側に継続した痛みがある方は、ジョーンズ骨折の可能性があるかもしれません。
その場合は、早めにご相談ください。
どんな怪我でもそうですが、早期発見、早期治療が完治への一番の早道です!
それ以外のスポーツのケガ、交通事故などでのおケガの治療は、
たての接骨院までご相談ください。
学生さんでしたら部活前後のテーピング対応も行っております。
お気軽にご相談ください。
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